サボテンの花が咲きました
2020年6月28日
種類は違いますが、日本で観賞用にサボテンを育てています。梅雨に入るとサボテンはスタンバイをはじめ、見事な花を咲かせました。サボテンの花は、なぜか夜に咲き始めます。そして、たったの1日でその命を終えます。それでも、自分の手元で咲かせ鑑賞するに値する見事な美しさ!! ぜひ、育ててみてください。

サボテンの花(ピンク)
なぜ、サボテンの花は夜に咲くのでしょう?
サボテンは実を付けるためには、何かに花粉を運んでもらい、授粉することが必要です。サボテンの花粉は、一般的には、コウモリや夜に活動する虫が運んでくれます。花粉を運んでもらいやすくするために、サボテンの花は夜に咲くのでしょう。

サボテンの花(ホワイト)
なぜ、サボテンは梅雨になったら一斉に咲きだしたのでしょうか。
サボテンは、乾燥した厳しい環境下でも、その環境に適応して育ちます。雨季にむけて活動を抑えて、雨期になると活動を再開して、一斉に水分を補給し生長します。そして、このチャンスを捉え、種をつくるために花を咲かせます。
サボテンの花は日本ではあまり見ませんね。花を咲かせるコツはあるのでしょうか。
サボテンが自然の中で育っている環境に似た環境を作り出してあげることです。寒さに当てて休眠させることが大切なので、冬の間は外の寒いところで、水やりを控えて育てます。サボテンは日光の当たるところで育て、生育期には水が必要です。また、夜には暗くなるところで育てましょう。